お世話になっております。えごま油の「野内農園」です。来年のえごま栽培は、さらに健康によい油を目指して新たな挑戦をします。えごま油粕（えごま油をしぼった後に残る、搾りかすです）を活用した有機肥料作りを進めています。
家庭菜園をする方なら想像できますでしょうか。ホームセンターの肥料コーナーの中でかなりの強い匂いが特徴の油粕。油粕単体のものや、配合有機肥料の中に一部として油粕が入っているものもあります。有機肥料＝くさいもの…と思っていましたが、原材料とその状態によるもので、良い状態の肥料は「くさくない」のが本当のところのようです。様々な製品がありますが肥料のために材料を集め作り上げたものよりも、何かの副産物として出たものを有効活用するために肥料として加工するものが多いようです。原材料の明記こそありますが、どのような工程でつくったか、その原材料はどうやって加工されたものか、わかる様には書いてありません。化学肥料より身体に良いとか、安全であるというイメージは十分伝わりますが、本当に安全なのでしょうか。説明のしようがありません。安心な有機肥料を使うためには自分で作るのが一番の近道という考えに至りました。
野内農園の油粕はえごま油をぎゅ－っとしぼった後に残る搾りかすそのもので、とてもフレッシュないい香りです。（もちろん食べれます）微生物の力を借りて、分解発酵してもらい植物が栄養を吸収できる状態に仕上げますが、よい肥料はフカフカして土のいい匂いがするものです。今後の有機肥料づくりの作業についても報告する予定です。えごま以外にもお米や野菜にも有機肥料を使い、安心安全で美味しい農産物の栽培に力を入れてまいります。どうぞよろしくお願いします。
