タイトル;コラム「野内農園のえごま油の特徴」その4 洗浄~乾燥調整|「野内農園」の美味しいえごま油を通販でお取り寄せ!

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タイトル;コラム「野内農園のえごま油の特徴」その4 洗浄~乾燥調整

お世話になっております。えごま油の「野内農園」です。すっかり秋らしくなってきました。特に日中の時間が短くなると穂の成長が一気に進み、収穫作業のことで不安や期待で頭がいっぱいになります。今回のコラムは収穫後の洗浄作業、乾燥調整作業についてお伝えします。技術の差が出る大切な工程です。通販では写真を載せているサイトがありますが、どのように注意して作業を行うか、何を優先して行うか、きちんとした情報をぜひ知ってほしいものです。

まずは、洗浄作業について。えごまの実は、収穫したままだと土や細かく砕かれた茎や葉、虫など小さなゴミがたくさん混入しています。ふるいや(網の大きさで選別)、とうみ(重さで選別)を使って大よそきれいに仕上げます。いちばん難しいのがえごまの実に付着している土やほこりの除去です。水洗いすれば取れるのですが、ゴシゴシと強く洗ったり長時間水に浸すことは品質を下げます。いかにすばやく丁寧に仕上げるかが大切です。すばやく作業を終えるために機械も開発されていますが、手作業にこだわる野内農園では大きな漬物樽を3つ使い、キッチンタイマーをセットし時間を計測しながら実施します。えごまの実は油分を持つため浮きます、土や砂は水を含むと沈みます。混ぜてゆくと、汚れが樽の底へどんどん出てきます。この時もえごまの実に傷をつけては品質が落ちてしまうので、樽の内側面と混ぜ棒をこすらないことに注意しながらすばやく作業を行います。(生産者によってはゴリゴリ音を立てながら勢いよく洗っている場合もあります。お米を研ぐように洗浄すると指導書に書いてある場合があるようです)

洗い終えたら、乾燥します。素早く乾かさないと、カビや酸化の原因になりますが直射日光や高温下での乾燥も品質を下げます。野内農園では「えびら」と呼ばれる乾燥枠(網戸に似たもの)にえごまを薄く広げます。その日の気温と、風を確認しながらですが、基本的には風通しの良い明るい日陰で仕上げます。直射日光やハウスを使う場合と比較すると、乾燥に時間がかかるので、洗浄は朝一から遅くとも昼までには終えて、午後は乾燥具合と気温、えごまの温度を常にチェックします。私の娘は4歳になりますが、お風呂上りに風邪をひかないようドライヤーで髪を乾かすのですが…子供の頭皮や感覚は敏感なので、温風だけで乾かすのは心配で送風と温風をこまめに切り替えて熱くないように、かつ早く乾かしてあげたい。ちょうど、そんな感じの心遣いでえごまと接します。(もちろん、えごまに温風はあてません)

洗浄したその日のうちに表面上は乾いたコンディションを作り、ここから1週間以上かけて丁寧に仕上げて行きます。この間、前工程で取りきれなかった微細なゴミをひとつひとつピンセットで丁寧に取り除きます。作業を見た先輩農家には「もっと効率的な方法とるべきではないか?」とも言われます。どうしても、品質優先で作業をしたいのでこの方法を選んでいます。健康や美容のためにえごま油を通販で選ぶのなら、こういった、繊細な作業をしているかどうかをぜひ確かめて、信頼できる生産者を見つけてください。ありがとうございました。

 

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